たなごころ。

設定を突っ込んでおく雑記帳

主要キャラ関連

シルフィア=カーマイン

カーマイン家の長女。愛称はシア。

両親と弟との4人家族だったが、母親が急逝したことで父親との関係が悪化。

家を継ぐのは弟であるため本来は彼女が戦場に出る必要はないのだが、父への反発から周囲の反対を押し切って入隊した。

あまり腕力はないが、代わりに水や氷を扱う魔術に秀でており、周囲から「スノウホワイト(シアの母親の異名)の再来」と囁かれている。

 

母親を早くに亡くしたこともあり「自分が家族を守らなければ」という気持ちが強い。勝ち気な性格で横暴ともとれる言動も多く、当初は他のメンバーと度々衝突していた。

 

ディースと人間との間に生まれた子供。

半分はディースの血は流れているが、あまりその特徴は見られない。天界人への本能的な敵意も持っておらず、アテルなど一部天界人とは進んで協力関係を結んでいる。

 

レイ

帝国の植民地とされた、片田舎に暮らしていた少年。両親と妹を戦火で失い、その後は祖父の下で暮らしていたが、祖父が亡くなった後は天涯孤独に。しかし親切な街の住人の協力もあり、平凡な生活を送っていた。

 

家族の仇である帝国の女性兵士に復讐心を抱いていたが、それがシアの母親であることが判明して苦悩する。しかしそれ以上に、失った家族への愛情が日に日に薄らいでいることに自分自身で衝撃を受けていた。

 

ディースの純血種。原種に最も近い存在で、感情の一部欠損や天界人への敵意などの異変が早い段階で見受けられる。しかしある程度は理性でコントロール可能なため、本人は特に困っていないようだ。

覚醒した今も、世話焼きで周りに流されやすい性格はあまり変わっていない。

 

人間ではありえない量の魔力を保有しており、天界だけではなく軍からも警戒されている。特にアルスは「傍に置いておくのは怖いが、かといって目を離すのは更に恐ろしい」と頭を抱えているらしい。

 

アルス=カーマイン

カーマイン家の長男。姉にシルフィアがいる。

姉とは違い、父に対しては尊敬の念を抱いている。

元々は優しい性格なのだが、感受性が強く、また勘が鋭いせいで軍の腐敗具合にもすでに気付いており、そのためかやや性格が荒んでいる。

 

何も知らずに好き勝手に家を搔き乱している姉に憤りつつも、その生き方を羨ましく思っている。その想いは複雑だが、基本的に姉(というか身内)には甘い。

 

姉と同じく、半分だけディースの血が流れている。若干精神面に影響が出ているようだが、非情に踏み切れない面が強い。天界人への不信感は未だ拭えないようだ。

 

セラフィム

かつて天界に住んでいた悪魔族の少女。

ぼんやりしていることが多く、仲間内では揶揄われることが多かったらしい。

マイヤの気まぐれで、彼女の下で働くことになる。

 

意図的ではなかったとはいえ、結果的にマイヤの死に関わってしまった上に逃走してしまったことに対し、深い後悔と自責の念を抱いている。エルクに対して秘かに思いを寄せているが、上記が負い目となり両者の溝はなかなか埋まらない。

 

自罰的な傾向があるが性格は優しく、お姉さん的存在。よくメンバーの相談役になっている。

しかし下界に降りた今も悪魔としての性質は残っているらしく、感情が高まると放送事故かなりはっちゃけてしまう一面も。

 

エルクハウンド

長くマイヤに仕えていた亜人の男性。愛称はエルク。

元々は里で兄弟たちと暮らしていたのを、マイヤに拉致された。が、本人は別になんとも思っていないらしい。(家族と不仲だったため)

 

マイヤに対しては、尊敬とも畏怖とも、愛情とも取れる感情を抱いていたらしい。

彼女を守り切れなかったことに対して深く後悔しており、自分の不甲斐なさをセラフィムに八つ当たりしている節がある(その後、本人に謝罪した)

 

性格は自信家で皮肉屋。同じく気の強いシアとは頻繁に口論になる。

里にいた当時は末っ子だったためか、年の離れた子供には甘い一面もある。